放射線部 CT検査

CT検査(マルチスライスCT)

東芝 Aquilion Prime CTとはコンピュータ断層撮影の事で、人体の輪切り像が得られる検査法です。1回転の撮影で複数の画像を撮影することができる装置を用い、患者様に負担をかけることなく広範囲の撮影が可能となりました。この度導入した80列(160スライス)CT装置は、撮影時間が短いため呼吸等による動きに左右されにくく、開口径(ドーム内の直径)は、780mmと大型となり検査における圧迫感が少なく、安心して検査を受けていただけます。
 
薄くスライスした画像を重ね合わせることで、任意の断面の画像を作成する多断面表示や骨・血管の3D画像を容易に作成することが可能となり、任意の角度や方向から観察することにより血管の走行や病変の状態を詳しく診断することが可能となりました。

東芝 Aquilion Prime
CT検査イメージ

心臓CT検査でわかること

心臓は、冠状動脈と呼ばれる2~5mm前後の動脈から酸素・栄養が、心臓の筋肉に供給され、収縮・拡張を繰り返すことで全身へ必要な血液を供給しています。従来のCTでは、この冠状動脈や動きの速い心臓を撮影する事は困難でしたが、80列(160スライス)CT装置の導入により、より鮮明な画像を得ることが可能となりました。検査は、肘の静脈より造影剤を注入しながら10~15秒程度で撮影をおこないます。
 
そして、専用の画像処理装置を用いて解析することにより、冠状動脈等の走行や狭窄・石灰化などの病変部位の描出が可能であり、心臓の血管を形態的に捉え診断することができます。

心臓CT検査でわかること イメージ

また心臓CT検査は、心臓の弁、心筋、のほか、必要に応じて大動脈、肺も診ることもできますので、心筋疾患、大動脈瘤、大動脈解離、肺血栓塞栓症などの診断にも役立ちます。

造影剤使用-検査 の副産物

動脈硬化性病変は、全身の動脈に及ぶため、脳血管から足先まで複数部位の微細な動脈の描出が求められます。従来は、心臓と他部位を2 回に分けて撮影を行う場合もあり、使用する造影剤も多く使用しておりましたが、この機種では、1回の撮影で完結できるようになり、造影剤も最小限での使用が可能となりました。

造影剤使用-検査 の副産物 イメージ